アヒルがペタペタ歩いていたら、アヒルと同じ色の何かがフワフワと降ってきた。 これはなんだろう? とても気に入ってしまったから、これがフワフワ着地するまでアヒルはずっと眺めていた。 「綿毛との出会い」
これは、綿毛の季節に描きました。
小さい頃からやっぱり綿毛はとても興味をそそられます。アヒルと同じように、綿毛がひとつフワッと浮いていたらしばらくどこに行くのか眺めてしまいます。
もう成人してから○年経ちましたが、今でもお友達と公園なんかで見つけた綿毛を吹いてしまいます。
吹いてしまうと言ってなんなのですが、綿毛が人為的ではなく自然に風で吹かれてそれが新しいタンポポとして咲くのって、考えただけでワクワクします。
綿毛の旅なんだなーと。
そういえば、お気に入りのお花屋さんに教えていただきましたが、最近はタンポポがめっきり減ったそうですね。
黄色の可愛いタンポポも、綿毛も大好きなのに減っていくのは寂しい。
お花屋さんに「じゃぁ私、タンポポの農園作ります」と言ったら、需要は無いやろと言われて悲しかったです。
昔うちにいたウサギのぷっこちゃんも、タンポポが大好きでした(食べるの意味で)。茎の方からあげたら最後口からお花が咲いているみたいでめちゃくちゃ可愛かったんですよね。
そうだ!それに私、タンポポの根っこから作られているタンポポコーヒーが好きなんです。コーヒーのカフェインが少し合わない時があって、体がしんどくなっちゃうのですが、タンポポコーヒーはノンカフェインだから大丈夫でした。
そんなに苦くも無いから飲みやすいです。多分コーヒーとは違うけど、コーヒーを飲んだ気になれるから好きです。
タンポポを見て楽しめ、綿毛の観察や吹くので楽しめ、うさぎちゃんが食べても可愛いし、根っこは私も飲めるコーヒー(風)に。無駄なところなんてないです。
そう考えると、やはりタンポポが減るのはいけない。タンポポ、どうにか保存できないかな。
何年も経ったら「昔タンポポっていうお花があってねー」と言わなければいけなくなったらと考えると、本当にどの植物生き物も、絶滅は避けたいなっていう気持ちになります。
だってどの植物も、生き物も大切だから。疎まれているものもあるかもしれませんが、この世界にいるということは何かにとっては必要なものなんでしょう。
たくさんの人が知っているけど、あまり気にされないタンポポ。
タンポポの季節では無い夏に、タンポポの心配をしているharüでした。